2月に大事な母が75歳で逝った。
急なことで、 頭の中が白くなって、 でも気がつけば動いていて。
そういうときの人間って 不思議なもので、
泣く前に、まず動く。
準備して、連絡して、決めて、整えて。
ヨガ教室はお休みをいただいて、
皆さんには本当に申し訳なかったけれど、
温かいお言葉をいただいて、
それだけで、胸がいっぱいになった。
ありがとうございました。
母は武士のような人だった。
慌ただしい日常の中でも、決して品性を失わず、凛として温かい女性だった。
芯がかなり強くて、 自分のことは自分でやり切る人だった。
そして私の一番の理解者だった。
私たち子供の生活も乱さずと、一人で潔く旅立った。
もうちょっと長く生きてて欲しかったよ。
「練習は?」と言われているようで、
私の足はマットへと向かい、母と対話するべく練習の日もあった。
数日間は泣きながら練習をした。
終わりまで泣きながらよく練習できたもんだな。と今は思う。
汗の代わりにマットは、涙で濡れてたな。
悲しいことは変わらない。
でも、体が整ってくると、 心に少しだけ余白が生まれる。
アシュタンガヨガを長く続けてきて 良かったと、心から思った瞬間だった。
そして、4月。
今度は下の子が、もう大学生。
別れがあって、 旅立ちがある。
こんなにも続けて こんなにも大きな出来事が来るとは 思っていなかったけれど、
体さえ整っていれば、 心はなんとかついてくる。
そう実感した、2月〜4月。
毎日マットに立つ。 それだけのことが、 こんなにも支えになるとは。
新しい季節が始まった。
母が見せてくれた背中と、 子どもたちの背中を見送りながら、
私も、また一歩。
一息ついて、マットの上に立とう。


